その後。
「そういえばよ、って女にチョコもらってやがってよ。アレルヤ、お前知ってたか?」
「ああ、うん。知ってるよ?それがどうかした?」
「は?お前知ってのか?!」
「・・・・汚い、唾飛んでるよ。だってファンの子周りにいっぱいいるじゃないか」
「知らねぇよ」
「教育実習生のクリス先生もファンみたいだしね」
「なんでだよ。って実はそっちの趣味とかあんのか?それは更生させてやらねぇと・・・」
「今、ちょっと悪いこと考えたねハレルヤ」
「なんで分かる」
「お見通しだよ」
「だってお仕置きのひとつもしてやらねぇとな」
「しなくていいから。そもそもね、が女の子にもて始めた原因があるんだよ」
「なんだそれ?」
「一昨年の文化祭って覚えてる?が顧問してる剣道部の出し物が劇だったんだ」
「ああ・・・なんだっけ。眠れる森の美女?」
「そう。で、そのオーロラ姫役が刹那でね」
「あのちまいのか。似合いだな」
「ハレルヤ、夜道に気をつけてね。で、その相手役のフィリップ王子が誰だか忘れちゃったんだけど・・・その人が文化祭当日に風邪で休んじゃってね」
「おう」
「代役がいなかったんだけど、が面白がって毎日劇の練習見てたら台詞全部覚えてて、先生だけど急きょ代役になったんだ」
「・・・・・」
「いい具合に衣装もあうし、適任だったみたい。それで舞台に立ったんだけど、すごくてね。なんか無駄にかっこよかったって」
「ヅカ系・・・?」
「多分ね。、結構身長あるから様になってたみたいで。オーロラ姫を目覚めさせるのにキスするシーンでは、会場にいた女性のお客さんに失神者続出だって」
「すげー・・・」
「そこからなんかやけに女の子からモテ始めたみたいだね。美しさは罪って言ってた」
「漫画の見すぎだ」
「まあね。・・・そういえば、ハレルヤ。フォンダンショコラの味はどう?」
「ああ、美味い。あいつ料理できたんだな・・・普段お前が作ってるから知らなかった」
「ううん、できないんだよ。僕たちが寝た後に練習してたみたい」
「え?」
「なんだか嬉しいね、そういうの。僕たちのためだったんだよ」
「そうか・・・」
「多少甘すぎてもあたしが二人を好きな分甘いの!って真っ赤になっちゃてね」
「うん」
「チョコもハートに混ぜたから!って。今日は早く寝ちゃったね」
「はりきりすぎたんだろ」
「そうだね」
「ホワイトデー・・・ちゃんと返してやらないとな」
「うん。喜んでくれるといいよね」
「ああ」
それなのに何かを補完し忘れています。
学パロの関係性がスルーしがちです;
今のところ何となく決まっているのが
・刹那はアレハレの後輩(1年)で剣道部エース
・ヒロインはその部の顧問
・ミハエルは隣のクラスの悪友
・クリスは教育実習生
みたいな感じです・・・。
非常に自己満足の固まりです。続くのかなこれ・・・。
(2010/02/14)